水銀ランプかキセノンランプか?

落射蛍光顕微鏡の光源には
100W水銀ランプと75Wキセノンランプがあるが,たいてい水銀ランプが標準となっている。

しかし,FITC,GFPなど緑の蛍光検出で使うB励起の場合(青い光460−490nm励起など)では水銀ランプより,キセノンランプの方が励起光強度は強いそうだ。具体的数値が書いてないのだが,4倍ほど強いような図がライカオリンパスのカタログに書いてある。

水銀ランプはいくつかの強い輝線を持ち,
U励起に使用する365/66nm
V励起に使用する404.7nm
BV励起に使用する 435nm
ローダミン,texasRed,DsRedなど赤い蛍光検出に使うG 励起に使用する546.1nm(緑色
の強い輝線は鋭い強度を示すが,波長ごとの強度差が大きく,連続スペクトルを示すキセノンランプの方がライブイメージング
(生きた生物材料での複数蛍光の観察)には適しているそうだ。

値段はキセノンの装置が少し高い。
このあたりなやんでしまう。