2004-03-15から1日間の記事一覧

この分子振動説で説明でき、分子構造(形状)説では説明できないと思われるのが、Hを重水素化(D化)した時に、分子構造は変わらないにもかかわらず、分子振動と匂いが変わるという点である。アセトフェノン(ベンゼン環に-CO-CH3が1つついている)の8個のHをすべて重水素にかえる。これをアセトフェノン-d8と称する。重水素化により、C-H stretchが3000cm-1から2200cm-1(C−D stretch)に変化する。希釈せずに用いた場合,匂いは,匂いは大体同じではあるが,重水素化により果実臭がより強く

重水素は「水素が陽子1個と電子1個」なのに対し、陽子1個と電子1個、中性子1個加わったもの原子量が約2倍になる。水素分子(H2)では、分子量が倍になるため、沸点融点もわずかに10度ほど高くなるが、アセトフェノンとしての蒸気圧(揮発性)については…

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http://www.flexitral.com/research.htmlいや、難しくてわからんです。嗅細胞にはNAD(P)H-diaphorase活性が強くみられる(Zhao et al.,1994)。NAD(P)H-diaphoraseとは以下の反応を触媒する酵素である。 NAD(P)H とH(+)とAcceptor (酸化状態) >>>NAD(P)(+)とA…