2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嗅覚 振動説検証 否定的結果

以下の論文がでたそう。信州大ではみれない。 同じNatureシリーズでNeuroscienceだけがない。 しかも独立法人化で文献複写サービスも4/4まで停止。 やってられない。 Voshallさんだ。取りあえずメモ。Nature Neurosceience Published online: 21 March 2004,…

職場は半数ウイルスメールでいやになる。作者にはきちんとお仕置きを科してもらいたい。

家のwindowsMEの調子がおかしい、書き込む途中でwindows保護エラーとかでて真っ暗になりフリーズ。昔のマックみたいだ。

MEなんかでよく金がとれるなと技術の先生がおっしゃってた。 同感である。

blog日記をつけはじめると、空白日ができないようになにかかかないとと思ってしまう。

また他の方のblogは科学ニュース、論文紹介、日本語科学本紹介で大変参考になるが、見て回るのに時間がかかる。blog中毒になったかもしれない。

Dr. Golic gene targeting

Dr. Golic のgene targetingをやってみたいと思い、メールをだしてはや1月半だが、お忙しいのか返事がない。やふーアメリカでGolic Utha大で検索したら、 http://www.tto.utah.edu/ というウェブがあるじゃないですか? もっとはやく気づけばよかった。 さ…

温泉旅行

1泊で家族で横谷温泉にいった。 1泊100円(食事代別)というのにつられ昨年に続き2回目である。今年は新館の部屋で、温泉も奥の露天湯船にもお湯がはっておりよかった。座敷での食事でこれもよかった。

固定電話から携帯へかけるとやすくなる

日本テレコムから料金請求書が来た。中に0088まわして090、、で携帯にかけると1分20円とある。4/1からサービス。とおもってNTT東日本みたら0036+090でなんと対ドコモ携帯 1分18円じゃないか!BBフォンが対携帯1分25円だったが、これからは固定電話から携帯…

NatureにかけあうTurinさん。日本人はかけあうのだろうか?

匂いの帝王では、Nature誌に電話をして、やりとりするTurin氏、 有力研究者を通してNatureに圧力をかける動きなどあるが、やはりTurin氏が当時ロンドン大にいた+英語が堪能だからだろうか?私はNatureなどもちろん投稿することもないだろうが、日本から投稿…

ゆるい鍵と鍵穴で受容体が分子をつかむ(一部形状説の取り入れ)、そして分子振動の関係するトンネル効果で情報変換が行われる(振動説)」でいいとおもうんだがなー。

シナプスの可塑性でも、シナプス後だ、シナプス前だと議論があったが、結局両方ということになりつつあることを考えると、その他も含めて折衷案が正しいのかもしれない。興味深いのはRcarvoneミント臭にC=Oをもつブタノンや2ペンタノンを適量くわえると…

鏡像異性体で匂いが異なる場合は、どちらの説も同じである。これはTurinが受容体が嗅物質をつかむのにキラル性があるとしたからである。これを「ゆるい鍵と鍵穴で受容体が分子をつかむ(一部形状説の取り入れ)」とはTurinは断じて認めていないが、「ゆるい鍵と鍵穴で受容体が分子をつかむ(一部形状説の取り入れ)、そして分子振動で情報変換が行われる(振動説)」という折衷説でよいのではないのだろうか?

[同じ嗅細胞(だけではor)ではなく、,,,」としたのは分子の一部の官能基による分子振動or形状認識があり得るからである。 振動説は4,000cm-1を10等分した400cm−1を受容範囲とする受容体群モデルをだしている。これは常温での熱振動等から算出し…

弱い形状説が正しいならば、1受容体1嗅細胞の法則から考えて、

硫黄含有物S-HとボランB-Hとは同じ嗅細胞に応答を引き起こすには無理があるので、別々の嗅細胞で応答を引き起こし、中枢で統合される。 金属カルボニルのうち、空間充填模型は熱振動を考えれば事実上同じで、匂いの異なるフェロセンとニッケセンは、同じ嗅細…

各受容体が特定の波数の分子振動を感知しているとするTurin振動説が正しいならば、1受容体1嗅細胞の法則から考えて、

硫黄含有物S-HとボランB-Hとは同じ嗅細胞に応答を引き起こすはずである。 金属カルボニルのうち、空間充填模型は熱振動を考えれば事実上同じで、匂いの異なるフェロセンとニッケセンは、同じ嗅細胞でなく、別々の嗅細胞に応答を引き起こすはずである。 ある…

しかし論文も読まずに、そんなの間違っているなんて、恐ろしくていえやしない。近くの物理学者に聞いてみるだろうね。まずは。

今年の夏の「味と匂いの国際シンポジウム」(ISOT)ではどんな議論がされるのだろうか?無視??

本によれば少なくともロンドン大学の物理学教授はTurinの論文を物理学的には問題ないとしているそうだ。そういえば植物光合成の電子伝達系の研究をしている先生が昔言っていた。「わたしゃ、X線結晶構造解析の写真をみて、DNAの構造、タンパク質の構造がわかるというのは物理学者がそういってるからわかるのだろうと思うだけで、自分ではさっぱりわからんよ」。私もそうだ。結晶解析理論だけでなく、嗅覚受容体の数学的予測、アミノ酸配列からの立体構造予測などさっぱりわからない。

しかし何と言っても衝撃的なのは形状派の皆がTurinの論文を読んでないのに批判していることだ。こんなことがいくら一流の分子生物学者、嗅覚研究の大御所といえど許されるのか?全く信じられない。

トンネル効果自体は物理の既知の効果であり、江崎先生もノーベル賞をもらっている。物理の先生に少し聞いたところによると、「ガラスのコップに入った水分子中の電子を考えてみなさい。電子からみればガラスの壁SiO2は隙間だらけのすかすかの隙間のある空間…

ISBN4152085363 をやっと取り寄せ読んだ(Gardenerさん日記のおかげです感謝)。元論文を読んで分からなかった部分が、ほんの少しはわかった。といっても大部分わかっていないことには変わりがないが。

この本の中でデカボランB10H14(硫黄がないのに硫黄臭がする)の重水素化合成をロシアの科学者に依頼して、匂いが明確に違うことが書いてあるが、ロシアの科学者が浮かぬ顔で、、というところが気になる。まさか、上手く合成できてないのにお金を受け取るた…

謝恩会でT君がいいあいさつしてた。教育は社会を変えることができる。ブッシュさん。地球環境について勉強しようよ!

おいおい、ガス層はつながってんだぜ、国境を越えて影響あるんだぜ、だいたいだれが彼にこんな教育したんだ!!

ブッシュ政権頼むよ!

気象庁は22日、02年の大気中CO2観測結果を発表した。平均濃度は374ppmと過去最高値を更新し、依然としてCO2が地球規模で増加していることが分かった。地球環境皆が何とかしていこうとするなか、ブッシュ政権はフロンに次ぐオゾン層破壊物質…

今日は卒業式。おめでとう。

自分からあれこれ調べてこないで、教師の教え方が悪い、小学校、中学校の先生になるので、高等数学、量子力学なんか何の意味があるという学生さんが多いそうである。

これについては、私も新入生ゼミの授業でいろいろ考えるところがあった。そこで、まず、教師になりたいはずの彼等が知らねばならぬ小学校、中学校の学習指導要領の新旧対照表を作らせ素材とした。次に学習指導要領算数数学の幾何学を題材に、なぜこの定理が…

学力低下 佐和先生の主張

信濃毎日新聞の月曜コラムに京都大学経済研究所長の佐和先生の論が載っていた。ためになった。学習指導要領が改定され、教える内容が平易になり、ますますの学力低下が懸念されているが、佐和先生によれば、学校で教える内容が問題なのではなく、激烈な受験…

携帯 MOVA PHS いまどこサービス 長野

昨今の小学生等が巻き込まれる犯罪を考えた時、親としては非常に不安である。親ばかかもしれないが、PHS いまどこサービスを使ってみることにし、モニタ用にMOVA携帯もかってみた。どこの市の教育委員会だったか、新1年生に全員いまどこサービスの使える端…

Curr Opin Neurobiol. 2004 Feb;14(1):31-6.

Odorant receptor gene choice in olfactory sensory neurons: the one receptor-one neuron hypothesis revisited. Mombaerts P.とりあえず、メモ

Cell, 116(6),869-881, 2004

Synaptic Specificity Is Generated by the Synaptic Guidepost Protein SYG-2 and Its Receptor, SYG-1 Kang Shen, Richard D. Fetter, and Cornelia I. Bargmann

上の子の幼稚園卒業式 英語イマージョン

今日は上の子の幼稚園卒業式だったので年休をとり、参加した。年々涙もろくなってきて、どうもいけない。 お世話になった先生方どうもありがとうございました。でも、幼稚園の先生はうらやましいね。子供たちからたくさんのエネルギーをもらえる。幼稚園の先…

その他X線照射などで得た、非相同染色体間の相互転座(動原体付近のヘテロクロマチン領域と、ある点との転座)、欠失を組み合わせて、特定染色体領域を半数体化(n),3倍体化(3n)したりできる。

たとえば、BL-4519 Dp(2;3)Cam 14T, cn[1]/CyO は49A;51EF部が3倍体のハエであるが、Dp(2;3)Cam 14Tとは、 Ts(2Lt;3Rt)6r23+Ts(2Rt;3Lt)H24のことである。といっても??なので図を書くと、これ。図のような転座を持つハエI、IIの染色体を組み合わせると、赤で…

しかし、古典的な染色体操作も非常に奥が深い。Elmore et al.(2003)はOr47bを相同組換えによるgene targetingによりもたないノックアウトハエを作った。Carlsonもこの論文に名を列ねているが、彼のグループはDobrista et al.(2003)でOr22a,bを持たないハエ(デルタハロ)として、Or22a,bを含めて8個の遺伝子を全く持たないハエ系統をWelteから貰って使っている。

8個もの遺伝子が無くても、この系統は致死ではなく、生殖能力もあり、系統として確立できていることには驚かされるが、この系統はDf(2L)dp[79b] 22A2-3;22D5-E1領域(2L)を欠失している染色体と Dp(2;2)dpp[d21] 22A2-3;22F1-2相当領域(2L)が52F領域(2R)にも…

ハエ 古典的染色体操作

ハエでも相同組換えによるgene targetingができるようになったし、前日日記のように塩基配列レベルでの明確な端がわかった小さな欠失染色体(唾腺染色体バンドの変化としてわからない)も作れるようになっている。

人間が切磋琢磨するために、競争は大事だということを「ソ連の崩壊」をみて私は感じたが、ハエコミュニティーのように、研究環境を整備して、人類全体の科学的進歩に貢献するというスタンスには、本当に頭が下がる。