2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嗅覚 ハエ 幼虫と成虫2

前日の日記のように、幼虫は21個の嗅細胞しかない。1嗅細胞1嗅物質受容体理論が幼虫にも成り立つなら、21個の嗅物質受容体しかないことになる。あるいは幼虫は線虫と同じように1嗅細胞多数受容体発現かも知れず、このあたり興味深い。嗅覚系は各動物…

嗅覚 ハエ 幼虫と成虫比較

ショウジョウバエの幼虫にも嗅覚はある。 発酵した植物体に産み付けられるため、幼虫嗅覚はそれほど多種多様な嗅物質に鋭敏でなくてもよいかもしれないが、餌が少ない、すこし分散していたり、餌から落ちたりなどの時、嗅覚は役に立つだろう。さて、幼虫の嗅…

高校学習指導要領

このように系統分類は激動の時代を迎えている。高校での状況であるが、新しい学習指導要領が施行され、生態学が生物2に移行し、さらに系統分類進化と生態の2つの分野のどちらか1つだけ履修することになった。これも大転換であるといえよう。どちらかは教…

脱皮動物と冠輪動物2

さらにこのような系統分類はHox遺伝子クラスターの研究からも支持されるという。de Rosa et al.(1999)Nature,399,772-776.Hox遺伝子群は最初ショウジョウバエのHomeotich変異の解析から明らかにされ、その解明の遺伝学解析に関係したルイス先生はノーベル賞…

今日から6日まで臨海実習の引率である。 (実は帰ってきた6日に日記を書いている)今回の実習での私にとっての最大のトリビアは 分子生物学手法による系統分類関係の大きな見直しについてである。 はずかしながら、全然フォローしてなかった。しょうかぼう…