真面目なノンフィクションです。筋肉でタコイカはD乳酸を作り、ヒト、ハエはL乳酸を作ります。タコイカだけが特別なのです。

動物は筋肉を動かして、捕食者(プレデター)から逃げたり、獲物を追ったりしなければ生存できません。従って、筋肉では無酸素に近い状態でも、なんとかして動き続けるため(ATPが必要)、ATPを無酸素でも産生できます。いわゆる解糖系によるATP合成です(酸素がいるのは電子伝達系ですが、クエン酸回路も酸素を使った電子伝達系が動かないと止まってしまいます)。