2004-03-25から1日間の記事一覧

ゆるい鍵と鍵穴で受容体が分子をつかむ(一部形状説の取り入れ)、そして分子振動の関係するトンネル効果で情報変換が行われる(振動説)」でいいとおもうんだがなー。

シナプスの可塑性でも、シナプス後だ、シナプス前だと議論があったが、結局両方ということになりつつあることを考えると、その他も含めて折衷案が正しいのかもしれない。興味深いのはRcarvoneミント臭にC=Oをもつブタノンや2ペンタノンを適量くわえると…

鏡像異性体で匂いが異なる場合は、どちらの説も同じである。これはTurinが受容体が嗅物質をつかむのにキラル性があるとしたからである。これを「ゆるい鍵と鍵穴で受容体が分子をつかむ(一部形状説の取り入れ)」とはTurinは断じて認めていないが、「ゆるい鍵と鍵穴で受容体が分子をつかむ(一部形状説の取り入れ)、そして分子振動で情報変換が行われる(振動説)」という折衷説でよいのではないのだろうか?

[同じ嗅細胞(だけではor)ではなく、,,,」としたのは分子の一部の官能基による分子振動or形状認識があり得るからである。 振動説は4,000cm-1を10等分した400cm−1を受容範囲とする受容体群モデルをだしている。これは常温での熱振動等から算出し…

弱い形状説が正しいならば、1受容体1嗅細胞の法則から考えて、

硫黄含有物S-HとボランB-Hとは同じ嗅細胞に応答を引き起こすには無理があるので、別々の嗅細胞で応答を引き起こし、中枢で統合される。 金属カルボニルのうち、空間充填模型は熱振動を考えれば事実上同じで、匂いの異なるフェロセンとニッケセンは、同じ嗅細…

各受容体が特定の波数の分子振動を感知しているとするTurin振動説が正しいならば、1受容体1嗅細胞の法則から考えて、

硫黄含有物S-HとボランB-Hとは同じ嗅細胞に応答を引き起こすはずである。 金属カルボニルのうち、空間充填模型は熱振動を考えれば事実上同じで、匂いの異なるフェロセンとニッケセンは、同じ嗅細胞でなく、別々の嗅細胞に応答を引き起こすはずである。 ある…